「会社の代表」として改めて思うこと。HALという会社を、よりよい環境へ導いていきたい

「会社の代表」として改めて思うこと。HALという会社を、よりよい環境へ導いていきたい

こんにちは。HAL代表の座波です。

ブログをスタートしてから約1年が経ちました。本記事ではこの1年を振り返り、新しく立ち上がった事業や組織の変化について紹介したいと思います。最後には、これからの未来の、私自身の目標も。会社の代表という立場から、今考えていること、叶えたいことをお伝えします。

Dr.Stickの発売から3年。多くのショッピングモールで1位を獲得

新世代の電子タバコ、Dr.Stickの発売から約3年。昨年は新モデルも発表し、順調にユーザー数を増やしてきました。

ことし4月には、POD販売個数が1500万個を突破。楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングをはじめ、各ショッピングモールの「電子タバコ」カテゴリで1位を獲得するなど、数え切れないほどのユーザーに支持されていることを本当にうれしく思っています。

さまざまなショッピングモールの「電子タバコ」カテゴリで1位を獲得

個人的にとてもうれしかったのは、昨年、「楽天ショップ・オブ・ザ・マンス2022年7月度 都道府県賞 沖縄部門」を受賞したこと。沖縄で生まれ育った立場として、ずっと以前から「沖縄のビジネスシーンを元気づけたい」との目標があり、少しではありますがそこに近づけたような気がしています。

新モデルを発売した7月のウィークリーランキングでは、電子タバコ・ベイプの「スターターキット・セット」カテゴリにおいて新モデル「typeX」が1位を、旧モデルが2位を獲得。ランキングの上位を独占しました。

数万にも及ぶアイテムを押しのけ、上位を独占!

とはいえ、国内のタバコ市場を考えると、Dr.Stickはまだまだ伸びしろがあるはず。この結果に満足することなく、Dr.Stickをもっと多くの方に知ってもらうための工夫を続けるとともに、より愛されるブランドに育てていかなければと思っています。

【参考プレスリリース】
Dr.Stick typeX からお手軽なPOD2個セットが発売開始!
電子タバコ「Dr.Stick」を発売する株式会社HALが「楽天ショップ・オブ・ザ・マンス」を受賞!
Dr.Stickが電子タコ売上2年連続No.1に!

広告運用チームによる広告代理事業が発足

Dr.Stickはインターネット広告を武器にそのブランド力を向上させてきましたが、HALでは、そのほとんどの広告を自社で運用している点が大きな特長です。社内の専門チームが、マーケティングから効果測定まで一貫して手掛けています。

そうして培ってきた知見が評判となり、異業種の企業から「うちの広告を取り扱ってほしい」と声をかけていただく機会が増えてきました。もともとHALは社外に対してオープンな社風ですのでそう言っていただけること自体がうれしいですし、社内に目を向けてみても、他社の案件を手掛けることで得られる経験はたくさんあるはず。そうした思いから広告運用チーム内に広告代理事業を立ち上げ、現在は、社外プロダクトのアフィリエイト広告を運用しています。

まだスタートしたばかりの事業ですので成果が見えてくるのはこれからですが、メーカーという立場にこだわらず新しい事業にチャレンジできるのはベンチャー企業のメリットだと改めて感じています。私たちが得意としてきた分野だからこそ伸びしろがあると思っていますし、広告代理業をHALの事業のもうひとつの柱として育てていけたらと期待しています。

リモートワークだからこそ、遠くに住む高スキル人材と出会えた

コロナ禍を機に導入したリモートワークもすっかり定着しました。かつての日常生活に戻った昨今、リモートワークを廃止し物理出社に切り替えた企業が多いとも耳にしますが、HALではリモートワークをメインに物理出社も取り入れながら、おのおのがバランスよく働いています。

従業員にとってリモートワークの利点のひとつは「どこでも働ける」こと。つまり会社の視点で見れば、働く場所にこだわらないからこそ「遠くに住む優秀な人を雇う」ことができます。

おかげさまでHALには全国から求人の応募がありますが、昨年は、長野県在住の動画クリエーターが入社してくれました。

動画編集・動画制作の内製化により制作本数・クオリティともに大幅アップ

それまでは動画制作を外部ブレーンにお願いしていたのですが、動画の企画から撮影、編集までを社内で一貫して手がけられる環境がそろったおかげで、動画コンテンツのPDCAをより早く回せるように。今では、良質な動画コンテンツを安定して発信し続けることができています。

制作本数の変化

動画クリエイター採用前1週間で2本
動画クリエイター採用後1日あたり3件以上

広告掲載数の変化

動画クリエイター採用前0〜1本
動画クリエイター採用後3〜4本

また、クオリティの向上も大きな変化です。これまでは社内でアニメーションをつくる技術がなかったため社員みずからが出演する動画を素材に動画をつくっていましたが、動画クリエイターが入社してくれたおかげで、商品画像をもとにしたかっこいいモーショングラフィックや、アニメのような動画もつくれるようになりました。

ハロウィンシーズンに合わせた動画(左)や、モーショングラフィックを多用した動画(右)など、クリエイティブの幅が一気に広がった

さらに、こうした体制の変化は売上にもしっかりとあらわれています。日々新しいクリエイティブを配信することによって消費者に飽きられる可能性を減らし、安定した数値の獲得につながっています。費用対効果は、半年以上120%以上をキープ。加えて、ほかの媒体での動画配信も手がけられるようになり、広告効果の広がりを感じています。

販売個数の変化

動画クリエイター採用後半年以上120%以上をキープ

専門家が入社したことによる変化

  • 業務スピードとクオリティが大幅に改善
  • 新しい分野の動画作成が増加、クリエイティブの幅が広がるとともに売り上げもアップ
  • 動画広告のほか、インスタ動画や記事に使用する動画も作成可能に
  • 動画を使用することにより、多くの情報をユーザーにダイレクトに伝えることができる
  • SNSの総フォロワー数が22万人を突破

専門スキルが高く、さまざまな要望を汲み取りながら完成へと導くクリエイターと出会えたのは本当にラッキーでした。そして、沖縄にいながらにして遠くに住む高スキル人材とマッチできたのは、リモートワーク制度を整備したからこそ。加えて、現在のような勤務環境だからこそ、HALには「自分で考え、自分で動ける」人が集まってくれているのだと思います。

広告代理事業を立ち上げたこともあり、現在は、インターネット広告の経験者を中心に募集しています。

物流など、ECのバックオフィス経験者もぜひ。居住地は、日本国内であればどこでも問題ありません。「我こそは!」と思う方からの応募をお待ちしています。もちろん、沖縄に移住する選択肢も大歓迎です(笑)

経営者として、毎年の目標達成と従業員の満足度向上に力を注ぎたい

Dr.Stickの発売以来、本当に多くのお客さまから感謝の言葉をいただいています。「50年間も続いた喫煙をやめられた」「ニコチン依存症から解放された」「周囲の人に迷惑をかけず楽しめる」などなど…。ポジティブな感想を耳にするたび本当にありがたいと思うと同時に、この事業を継続する意義と責任も感じています。

Dr.Stickユーザーから届く使い心地のアンケート。本人だけでなく、家族から感謝の言葉をかけられることも多い

事業を途絶えさせてしまわないためには、HALという会社を成長させ続けなければなりません。HALは毎年「純利益110%アップ」を目指しており、目標達成は経営者である私の責務です。一方で、あくまでも目標は最低基準。業績を伸ばし続けることは簡単ではありませんが、常に目標以上の数字を達成し、給与として従業員に還元していくことが自分の役割だと思っています。

また、創業当時から会社が成長を続けるうえで従業員が納得して働ける環境づくりが欠かせないと言ってきましたが、最近、ますますその重要性を実感しています。

2022年を振り返ってひとつ反省点を挙げるとするならば、従業員とのコミュニケーションがおろそかになってしまったこと。事業と組織が拡大するにつれて従業員一人ひとりと話す時間が減ってしまい、それがやりがいの低下につながってしまった人もいたように感じています。

リモートワークや時短勤務など働きやすい制度を整えてきた自負はありますが、それ「だけ」で従業員の「働きたい気持ち」をつなぎとめておくことが難しいのもまた事実です。大きな会社ではありませんが、だからこそ代表の私が率先して従業員と関わっていかなければと、改めて強く感じています。

HALはまもなく会社設立から4年目を迎えます。企業である以上、利益の追求は当然のこと。ですが、それを実現するためには従業員一人ひとりの力が不可欠です。

HALという会社がもっと大きく成長するために、代表としてなにができるのか、なにをすべきなのか。まだまだ力不足ではっきりとした答えは出ていませんが、2023年はそうした課題にしっかり向き合い、会社全体をよりよい環境へと導いていけたらと思っています。